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第102回小展示(大阪資料・古典籍課)
平成23年3月28日(月)〜5月28日(土)  (入場無料)

平成22年度 新収資料展  

平成22年度中に収集した大阪関連の古典籍・既刊書の一部を展示しています。
 
 

おもちゃ十二支-卯





 おもちゃ十二支-子
浪華新景錦絵  おもちゃ十二支-酉

※旧字体は新字体に改めました。

1. 錦画新聞    071/36
   長谷川貞信(二世)画  刊                 
   大阪の錦絵新聞の貼り交ぜ帖。
   [郵便報知新聞] 第1,6,12,15号
   [新聞図会]第14,25,29,31,33,35,36,38号
   [大阪新聞錦絵]第20,37号   
   [日々新聞]第13,21,24号
   [大阪錦画新聞]第34号
   [大阪錦画日々新聞紙]第5,6,31,45,48号
   [大阪錦画新話]第7,8,10,12号
   [大阪日々新聞]第12,20号
                      
2. 大聖歓喜天 霊験経和訓図会 (だいしょうかんぎてんれいげんきょうわくんずえ)  130/154 
   春屋繊月齋著 松川半山画  河内屋藤兵衛 安政2(1855)          
   仏教の教えを霊験記、伝記を交えて易しく諭したもの。挿絵の松川半山は大阪の画家。

3. 上田秋成論難同弁  152.2/8
   写                                   

4.殿村茂済詠草記録        
   殿村茂済 自筆      224/182

5.聖朝法楽連歌三物(せいびょうほうらくれんがみつもの)   225/24
   天満宮 享和2(1717)

6.穴さがし心の内そと 初編 225.8/108  
   一荷堂半水著 刊
   幕末の風俗をうがった滑稽本で半水の戯作本の中で最も優れているといわれ、大阪ことばをうまく使って表現している。
   一荷堂半水は大阪の戯作者。当時非常に流行った作者で長谷川貞信との合作で歌謡、戯作本など多数出している。

7.芭蕉翁文集 226.4/36
   芭蕉著 蝶夢幻阿編 橘屋治兵衛 安政5序(1858)
   蝶夢が先に編んだ『芭蕉翁発句集』『芭蕉翁俳諧集』の姉妹編として芭蕉の俳文を収録したもの。
   「烏の賦」「伊勢紀行の跋」など本書によって初めて収録されたものもある。
   蝶夢は天明復興期の芭蕉研究家で彼によって散逸をまぬかれた真跡類も多い。

8.猿蓑集 226.4/38
   芭蕉著 去来・凡兆編 刊
   俳諧撰集。七部集中の第五集。俳諧史上随一の聖典であり芭蕉の代表的撰集。

9.狂歌栗葉集  229.3/432
  栗柯亭木端詠 宣果亭朝省等編 丹羽桃溪画 敦賀屋九兵衛 寛政10(1798)
  栗柯亭木端[宝永7年(1710)〜安永2(1773)]の二十五回忌追善として出版されたもの。
  木端は江戸時代中期の狂歌師で浄土真宗の僧。永田貞柳の高弟でのち浪華狂歌栗派の祖として多くの門弟をかかえた。
  寛政当時の栗派の状況を端的に示す資料として貴重である。

10.狂歌千種園 (きょうかちぐさのはな) 229.3/434
    得閑斎砂長(三世)編  吉田新兵衛 文化12(1815) 
   得閑斎繁雅(初世)系の最大で総合的な狂歌集で当時の門派を超えた狂歌歌壇のあり方が見られる。
          
11.絵本顔尽  229.8/98
    暁鐘成作 浦川一船画 塩屋喜兵衛 天保15(1844)
                         
12.連理隻袖 大念仏寺霊宝略伝 (れんりのかたそで)  255.6/250
   摂州平野大念仏寺の亀鉦隻袖二個の霊宝をめぐるお家騒動の読本。
   狂画堂芦国は江戸時代後期の大阪の浮世絵師。

13.参考北條時頼記図会   255.6/252
    池田東籬編 松川半山画 刊

14.絵本金毘羅神霊記  255.6/254
    速水春暁斎画 文化4年序(1807)

15.袖珍 古言梯 (しゅうちんこげんてい)  276/144
   河内屋源七郎 天保5(1834)                             

16. 西洋新書 初編〜4編  364/42
  瓜生政和編 橋本玉蘭齋等画 大和屋喜兵衛 明治5(1872)

17. 〔浪花芸能人住宅地絵図〕 378/1194
  刊
  三味線、外道など音曲関係の芸能人の住宅地を書いた地図。江戸中期のものか。

18. 白粉板面帖 542.4/4 
  刊
  白粉袋の表紙と品名札約300枚の貼り交ぜ帖。中に品名版木を刷り込んだ一覧がある。
  表紙に「天保七丙申年九月 和泉屋久右衛門所持」 とあるので商用のため使われたものか。
  文政から天保の頃。

19. 当世料理   593/82
  吉田屋文三郎 刊

20. 料理早指南 593/84
  醍醐山人 享和元(1801)

21. 算題雑解 前集   618/308
   福田金塘閲 奥村吉栄[等]編 天保14(1843)

22. 絵本通宝志(えほんつうほうし)  914/540
  橘守国画 澁川清右衛門 安永8(1779)
  『画本写実袋』の後編として出されたもので、第1巻は「唐土の故事、種ひたしより入蔵まで、農夫の業」など、
  四時農業を初めとし漁猟や山水の画法を細かく紹介している。
  橘守国[延宝7年(1679)〜寛延元(1748)]は大阪の画家。

23. 拍子筌  963/38
  寺田思明撰 扇屋利助 明和2(1765)

24. 役者百人一衆化粧鏡 (やくしゃひゃくにんいっしゅよそおいかがみ)  971/198  
  八文字自笑三世著 多賀如圭画 八文字屋八左衛門 寛政12(1800)
  役者の似顔絵を百人一首の小倉色紙のなぞらえて書いた役者絵本。
  当館はこの資料の二編に当たる『三都戯場草の種』を所蔵している。
  流光斎(多賀)如圭は大阪の浮世絵師で上方浮世絵の祖として名高い。

25.〔大坂大火の図〕 天保八年二月一九日大塩の乱大火図   枚/362 
  刊

26. 浪華新景西洋館  枚/363
  中井芳瀧画 綿屋喜兵衛  刊

27. 浪華新景川口伝信機  枚/364
  中井芳瀧画 綿屋喜兵衛 刊

28. 浪華新景松島廓  枚/365
  中井芳瀧画 綿屋喜兵衛 刊
  文明開化の様子を錦絵にして描いたもの。

29. 大地震二附大津波次第 嘉永7年11月5日 枚/366
   嘉永7(1854)
   嘉永7年(1854)11月4日と5日に起こった大地震と大津波の大坂市中・泉州堺より大坂付近の被害の様子を書いた瓦版。

30. 浪花持丸長者鑑(番付) 枚/367
   嘉永2(1849)

31. 浪花太物諸国大取引便利鑑 枚/368
  嘉永3(1850)
  太物とは絹織物の呉服に対して綿織物・麻織物など太い糸の織物の総称。
  その取引の高に応じた番付で当時の商工録としても見れる。

32. 五畿内大水図  枚/369
  慶応4(1868)
  慶応4年5月、前月末よりの霖雨による洪水の模様を描いた瓦版。
  伏見鳥羽淀大橋小ばしおちる、大和川の決壊、堂嶋、中之島等の大水の様子を伝える。

33. 浪花施行鑑 枚/370
  嘉永四辛亥三月大新板 嘉永4(1851)
  嘉永三年七月二二日の台風により農作物が実らず凶作になった。
  米値が高騰したことにより困窮するものに対しての厚志の人が行った施行の一覧。

34. 摂州大坂御固・京都御警衛  枚/371
  刊

35. 御試蒸気飛脚船仮運賃  枚/372
  大坂廻漕会所刊 慶応3(1867)
  慶応3年、江戸−大坂間の蒸気飛脚船が開設され、農民・町人も乗船を許可されるようになった。
  その時の運賃表。壱人金弐両と見れる。

36. 〔戎島紡績所図〕 枚/373
  玉国画 刊
  明治3年,大規模な工場としては近代最初になる洋式紡績機械による堺紡績所が設立された。その様子を描いたもの。

37. 浪花持丸ほどこし鑑  枚/374  
  天保4(1833)
  天保4年、米価騰貴・米買占め等に対して騒動・打ちこわしなどがたびたび起きた。
  そのような事態に対して富裕層の商人たちが出入の者や借家の者たちへ施しを行った。その商人たちの一覧表。

38. 『大阪市中大洪水図』 枚/375
  嘉永7年  嘉永7(1854)
  嘉永7年(1854)に起こった大地震大津波による被害の状況を書いた瓦版。

39. 京の大原女五題  枚/376
  長谷川貞信(三世)画 内田美術書肆

40.角田浩々歌客草稿  甲雑/175
  角田勤一郎(浩々歌客) 自筆

41.和漢歳時博物集覧  甲和/1319
  暁鐘成著 自筆

42.息心筆記 趙陶齋 1巻  甲和/1320
  趙陶齋著 自筆

43. 伴林光平遺墨及光平宛名家書翰 甲和/1321
  伴林光平等 自筆

44. 〔篠崎小竹七言律詩〕 甲和/1322
  篠崎弼(小竹)著 自筆

45. 韓国に残置された『明治期以前日本語古典籍』文献情報データベース構築の基礎的研究 
  ソウル大学校中央図書館所蔵日本語古典籍目録
  029.7/60N
  松原孝俊(研究代表)  [松原孝俊] 2000.3

46 明治維新の先駆者天忠組中山忠光 210.58/432N
  正親町季董(著) 明治維新発祥地記念碑建設会 1935.1

47. 大阪建設史夜話 附図 大阪古地図集成 216.3/844N
  玉置豊次郎(著) 大阪都市協会 1980

48. 御觸書写帳 第1冊〜第4冊  216.3/871N
  近世の古文書を読む会 1987.8

49. 沿線名所御案内 291.63/1509N
  大鉄電車 [193‐]

50. 編入直前に於ける西成郡勢要覧 318.2/1919N
  大阪府西成郡役所(編纂) 大阪府西成郡役所 1925

51. 新大阪大観 318.2/1920N
  中川倫(著) 新大阪大観刊行所 1923

52. 住友事業案内 335.5/514N
  住友[編] 住友本店 1903

53. 安藤忠雄の都市彷徨 520.4/35N(2)
 安藤忠雄(著) マガジンハウス 1992.5

54. かるた卸賣原價表 大大阪電車案内圖 589.7/176N
  駸々堂旅行案内部 [19‐‐]

55. 柏原町附近著名商家案内 672.1/301N
  瓜園龍勝(編輯) 葛城勝章 1917.3

56. 鴻鵠の系譜 続 淀屋歴代記 672.1/306N
  新山通江(著) 淀屋顕彰会 1983

57. 大阪開港100年祭  683.9/166N
 
大阪市・大阪開港100年記念祭委員会 [1968]

58. 近畿日本ツーリスト10年史 689/287N
  [近畿日本ツーリスト(編)] 近畿日本ツーリスト 1965.9

59. 大阪市電話番號簿 694.6/174N
  昭和14年4月1日現在 大阪中央電話局 1939.7

60. 麟作素描集 723.1/1263N
  赤松麟作(著) 赤松洋畫研究所 1940.12

61. 浅井忠 723.1/1270N
 [浅井忠(画)] 日本経済新聞社 1970

62. 美術と文藝 第5,10〜13、15〜17、20号 728.2/319N
  柳屋画廊 1921.3

63. 印刷美術大観 昭和3年版 749/180N
  大阪出版社 1928

64. おもちや十二支 759.9/72N
  川崎巨泉(画) だるまや書店 1918
  川崎巨泉 (かわさききょせん) 〔明治10-昭和17(1877年 - 1942年)〕は郷土玩具画家。
  郷土玩具の特徴である素朴な美しさに着目し、全国各地を旅して多数の郷土玩具向け絵画を描いた。

65. あしべ踊唱歌 第47回 769.1/186N
  南演舞場 [出版年不明]

66. あしべ踊番組及解説 第47回 769.1/187N
  南演舞場 [出版年不明]

67. 日本名物第五十回南地名妓あしべ踊 第50回 内容:近松花暦・解説と歌詞 769.1/188N
  大阪歌舞伎座 [出版年不明]

68. 日本名物第五十回南地名妓あしべ踊 第50回 769.1/188N
 大阪歌舞伎座 [出版年不明]

69. 日本名物第五十一回南地名妓あしべ踊 第51回 内容:浮世絵巻・解説と歌詞 769.1/188N
  大阪歌舞伎座 [出版年不明]

70. 浪華青年文學會々員募集廣告 910.6/29N
  [浪華青年文學會(編)] [浪華青年文學會] [1897]
  浪華青年文学会は、明治末期から大正にかけての、関西で文学趣味を持つ投書家青年達の会で、
  『よしあし草』『関西文学』を発行、活発な文学活動を展開した。これには「よしあし草」会員募集案内が載っている。

71. 蕪村翁伝年譜並落款印譜 911.34/75N
  乾猷平(編著) 便利堂印刷所 1933

72. 秋成文学の思想 913.56/122N
  鷲山樹心(著) 法蔵館 1979.1

73. 繪本難波戰記稚話 初編〜四編 913.56/125N
  伴源平(編輯) 赤志忠七 1885.9

74. 毒婦 913.6/36693N
  村上信(著) 青木嵩山堂 1902

75.當世五人男 913.6/37540N
  村上信(著) 青木恒三郎 1896.12

76. 小説三人兄弟 913.6/37541N
  村上信(著) 青木嵩山堂 1901.9

77. 痩せた花嫁 ア1/201N
  今東光(著) 金星堂 1925

78. 大阪の三越 昭和4年1、3〜6、8,11月号、昭和5年1,2,5,7,8,12月号 P33/274N
  三越呉服店大阪支店

79. たる 昭和13〜15年 P91/247N
  [出版者不明] [194‐]

80. 歌絵百番 X721/594N
  [出版者不明] [19‐‐]

81. 浪花魁の人録 第1号  G/50N
  藤下茂三郎 1885.2

82. 大阪市上水道圖 G/51N
  [大阪市水道事務所] [18‐‐]

83. 坂府新名所 安治川橋・鎮台外廓 G/55N
  [長谷川貞信‖画] 綿屋喜兵衛 [出版年不明]