江戸時代中期に活躍し大阪落語の祖といわれる米沢彦八、生玉神社で栄えた笑いの興行、江戸期から明治期にかけて隆盛を極めた大阪俄(にわか)・・・。江戸時代に大阪の民衆が育くんだお笑いの文化は、形を変えながらも現代に息づいています。
今回の展示では、米沢彦八、大阪落語、大阪俄に関する近世の資料を中心に、民衆お笑い文化が生まれた江戸期の、そして発展をとげる明治期の大阪の笑い文化を伝える資料をご紹介いたします。
・『軽口飛出駒』大坂 糸屋市兵衛等 宝暦7(1757)年 【255.9/84/#】 |
・『画はなし当時梅』十南斎一九編 桃田三笑画 河内屋喜兵衛他板 文化7(1810)年 【255.9/122/#】 |
・『春興噺万歳』桂文来作 三木探月画 大坂 吉文字屋荘助 文政5(1822)年 【255.9/114/#】 |
・『落し噺』【255.9/120/#】 |
・『大寄せ噺の尻馬 初篇』刊本【229.8/50/#】 |
・『臍のやどかえ 巻之五』大坂 塩屋長兵衛 文化9(1812)年【229.8/54/#】 |
・『しんさく大芝居 浜芝居役者尽はなし』刊本【229.8/86/#】 |
・『年忘噺角力』岡本対山 椎本下物編 竹原春朝斎画 大坂 渋川久蔵 安永5(1776)年 【255.9/98/#】 |
・『立春噺大集』後素軒蘭庭撰 大坂 佐加井屋伊兵衛 安永5(1776) 【255.9/94/#】 |
・『立春噺大集』常笋亭君竹撰 【229.8/28/#】 |
・『浪花諸芸玉づくし』天保11(1840)年8月(『[大坂万番附総集帖]』所収)【027-8】 |
・「大阪落語高座の図」(雑誌『郷土研究 上方 第147号』より複製) 【雑/468/#】 |
・「明治廿六年改正新版 大阪落語人名録」(雑誌『郷土研究 上方 第5号』より複製) 【雑/468/#】 |
・『鳥羽絵欠び留』竹原春朝斎画 大坂 河内屋米助 寛政5(1793)年【914/54/#】 |
・『俄自まん』板行家位幣著 一九画 大坂 柏原屋義兵衛 弘化4(1847)年【979.1/28/#】 |
・『風流俄選』月亭生瀬 [弘化5(1848)年序] 【朝日/229.6/2/#】 |
・『風流俄天狗』村上杜陵 浪花 河内屋直助[等] 【朝日/229.6/1/#】 |
・『一口にわかいろは節用』月亭生瀬著 松旭画 大坂 本屋安兵衛 嘉永6(1853)年【大和銀/193/#】 |
・『新撰即席二○加』 松浦正作 明治22(1889)年 【779.2/4N】 |
・『浪花ニワカ大集 明治7年8月吉日より新京極四條にて上演』明治7(1874)年【979.1/24/#】 |
・『新作にわか集』柴垣馥編纂 尚文堂 明治30(1897)年 【779.2/3N】 |
・『俄狂言』長谷川貞信画 大坂 前田喜兵衛【979.1/36/#】 |
・『[上方ニ○カ番組]』会元寅八【枚/349/#】 |
・『日本滑稽大阪ニ○カ鶴屋一座』大阪 井上仲蔵 明治34(1901) 年【枚/388/#】 |
・『大阪名物新作二○加当る明治四十年三月十三日午後五時より開場』<複製> 井上仲蔵 明治40(1907)年 【G79/45N】 |
・「二の替り狂言喜劇曾我廼家一派 明治45年6月30日より於中劇場」<複製> (『曽我廼屋五郎芝居番付』【枚/7/#】より) |