第41回大阪資料・古典籍室1小展示 平成13年3月1日(木)〜4月15日(日) |
溪花坊の『大大阪』誌展 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中之島図書館には、『大大阪』という雑誌が二誌あります。 今回の展示では、大大阪川柳社発行の『大大阪』を紹介します。大正13年3月から昭和初期にかけて本田溪花坊の個人雑誌として出版された『大大阪』は、手のひらに乗る大きさで、50頁前後の頁数で、表紙絵は、宇崎純一、竹久夢二、樋口富麻呂などの美しい木版画です。造幣局内の研究会をはじめとする指導する研究会での句と、会友や研究会員の寄稿を中心としています。出版地にちなんだ「老松町より」という欄には、川柳に関する新古書、蔵書票、明治初年の引札の蒐集など、溪花坊の趣味生活記録や柳人の消息などが記されていますが、各地の研究会出席など忙しい日々の間を縫っての出版は、時に遅れながらも休むことなく62冊出版されたようです。
展示資料 『大大阪』 41冊 378−619#
「大大阪」の主な執筆者
−当館所蔵分より− |