第61回大阪資料・古典籍室1小展示 平成16年8月1日(日)〜9月26日(日) |
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旗揚げ100年記念
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〈曾我廼家喜劇の沿革〉
五郎・十郎の出会いと兄弟劇の旗揚げ |
〈展示資料〉
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○「加保知也 あのな」第2集喜劇号 楓文庫 大正14(1925) | 571-467# |
曾我廼家一派(明治37年)と曾我廼家五郎劇(大正7年)の面々。 | |
○「曾我廼家五郎新聞切抜帳」 1冊 | 972-106 |
大正10年12月迄の記事を収める。五郎の洋行関係の記事が目立つ。 | |
○「曾我廼家十郎 賀状」 | 大和銀文庫10 芝川家文書2-843〜846 |
実業家芝川又右衛門宛の十郎の賀状。 | |
○「曾我廼屋五郎宛絵葉書アルバム集」 1帖 | 972-104 |
○「曾我廼家五郎絵葉書」 5冊 | 甲和932 |
五郎は絵葉書を趣味とした。ここには五郎宛、五郎差出の葉書を多数収める。 | |
○「曾我廼家五郎洋行日記」 和田久一著 博多成象堂 大正4(1915) | 391-157# |
○「曾我廼家五郎の滑稽世界見物」 和田久一著 井上盛進堂 大正14(1925) | 293.09-72N |
第一次世界大戦に巻き込まれるなど、大正3〜4年の五郎のヨーロッパ旅行は珍道中であった。その顛末を面白おかしくまとめたもの。 | |
○「十五年の足跡」 曾我廼家五郎著 双雅房 昭和14(1939) | 775.2-24N |
新橋演舞場連続出演15年を記念して、大正14年以降の思い出をまとめたもの。 | |
○「曾我の家五郎喜劇全集」 全20編(欠:9-13,19編) 曾我の家五郎著 大鐙閣 大正11-12(1922-1923) | 252-181# 912-S2-1 |
○「曾我廼家五郎全集」全12巻(欠:1,8巻) 曾我廼家五郎著 アルス 昭和5-8(1930-1933) | 912.6-210N |
五郎は一堺漁人、十郎は和老亭当郎のペンネームで共に脚本を書いた。特に五郎は千本以上の脚本を残している。 | |
○「演芸画報」10号 明治40年(1907)10月 「曾我の家十郎」 | 雑/724# |
十郎のインタビュー記事。 | |
○「演芸画報」13号 明治42年(1909)12月 「曾我廼家兄弟」 | 雑/724# |
五郎のインタビュー記事。 | |
○「喜劇の系図 松竹新喜劇無休連続二十年記念」 松竹新喜劇文芸部 中座宣伝部作成 [松竹] 昭和61(1986) | へ1-689# |
曾我廼家兄弟劇から始まる日本の喜劇の隆盛が図示されている。 | |
○「笑い泣き人生」 長谷川幸延著 東京文芸社 昭和45(1970) | ア1-151N |
五郎の生涯を描いた伝記的小説。 | |
○「浪速の花道−曾我廼家五郎・十郎物語」 中日劇場 1991 | 775.1-141N |
長谷川幸延作同公演のパンフレット。曾我廼家五郎・十郎の生涯は、のちの舞台にもしばしば描かれた。 | |
○「新生松竹新喜劇 爆笑師走公演 曾我廼家喜劇百年 桂ざこば特別出演」 松竹座宣伝部編集 大阪松竹座 2003 | 775.2-87N |
曾我廼家喜劇百年作品「喜劇が生まれた日−曾我廼家五郎・十郎物語」のパンフレット。 |
〈参考文献〉
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この展示会の開催にあたっては以下の文献を参考にさせていただきました。 『大阪お笑い学』(なにわ雑楽誌1)持田寿一著 新泉社 1994 770.4-67N 『大阪人物辞典』三善貞司編 清文堂出版 2000 281.6-53N 『上方喜劇−鶴家団十郎から藤山寛美まで』三田純市著 白水社 1993 775.2-11N 『泉州路と河南−伝説と史蹟を探る』松本壮吉著 1940 伝説物語刊行会 259-305# 『日本の笑芸人』香川登志緒著 1977 晶文社 779-54N 「池田文庫の曾我廼家関係資料」日比野啓著(『館報池田文庫』24所収)2004 「一堺漁人・日本の喜劇王−曾我廼家五郎」幻中滉学著(『フォーラム堺学』5所収)1999 216.3-350N 「喜劇の夜明け−曾我廼家五郎・十郎異聞」恵木永著(『上方芸能』141所収)2001 P77-1N |
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